泥濘水泳

化粧は日々の娯楽、ささやかな幸福。日々を彩る化粧品のことやヨーロッパでの暮らしのことについて

硬水地域でのスキンケア-肌荒れの原因とその対策②-

こんにちは。dei.neiです。

前回の記事では硬水による肌荒れの原因と4つの対策、

  1. 硬水をろ過し軟水化するシャワーヘッドやろ過フィルター、浄水器を使用する
  2. 石鹸カスの生成原因となる洗浄成分を避ける
  3. 洗顔後に軟水ミストを使用する
  4. 硬水で洗顔することを避け、拭き取りクレンジングを使用する

のうち1,2について書きました。

deinei.hatenablog.com

今回はその続きということで3つ目の対策「洗顔後に軟水ミストを使用する」からご紹介したいと思います。

 

 

洗顔後に軟水ミストを使用する

前回の記事で洗顔料の選び方について、飽和脂肪酸ナトリウムを避けること、また強すぎる洗浄力を避けることを書きました。しかし飽和脂肪酸ナトリウムを避け、石鹸カスの生成を抑えたとしても硬水による肌荒れの原因②石灰の肌への付着問題が残っています。

そこで登場するのが軟水ミストです。AveneのTHERMAL SPRING WATER SPRAYは日本でもよく見かけますね。

f:id:monon_73:20190608130044j:plain

写真左

こちらは全世界で比較的手に入れやすい商品です。他にもラロッシュポゼなど各社同様のスプレーを販売していますので、お好きなものを選んでいただければ良いかと思います。

これらは軟水のスプレーになりますので洗顔後に顔にたっぷり吹きかけ、優しく洗顔後の顔を吹くような要領でタオルで顔を拭きます。そのようにして石灰の肌への付着を少しでも防ごうという方法です。また、スーパーで購入できる軟水の飲み水をスプレー容器に写して使っても可能です。硬水地域のスキンケアで主流な拭き取りクレンジングを使う際はメイクを落とすために何度も肌をこすらないといけないため摩擦が気になりますが、この方法は優しく水分を拭き取るだけなので摩擦面では比較的肌に優しいと考えられます。

 

④硬水で洗顔をせず、拭き取りクレンジングを使う

最後に、硬水で顔を洗うのを止める方法です。硬水地域ではこちらが一番主流となっているようで、薬局、ドラッグストア、スーパーなど至る場所ですぐに拭き取りクレンジングを見つけることができます。BIODERMA等が有名です。

f:id:monon_73:20190610055358p:plain

画像出典:BIODERMA http://www.bioderma.com/en/our-products/sensibio/h2o

こちらの使用方法はコットンにクレンジングウォーターをつけ、メイクを拭き取り、拭き取り後はそのまま洗顔をせずにクリーム等の保湿剤を塗るといった形になります。

どうしても硬水が肌に合わない、石鹸カスの生成を防いでも、石灰を軟水で軽く拭き取ってもどうしても肌が荒れてしまう、という方はこちらの方法にシフトすることをおすすめします。

ただ、前述したように摩擦による肌の乾燥や角質の落としすぎによる肌荒れが起こる可能性もありますのでご注意ください。商品を選ぶ際はなるべく敏感肌向けとされているものを選ぶことをおすすめいたします。

 

まとめ

以上、前回と合わせて4つの対策をご紹介いたしましたが一番大切なのはご自身にあったスキンケア方法を選ぶことです。スキンケアの肌への影響には個人差がございます。

例えば、私は石鹸カスを生成する洗顔料を使っても肌は荒れません。ですが、ラウリル硫酸などの洗浄成分の入った洗顔料を使用すると肌が荒れます。この逆で、石鹸カスで肌が荒れるけれどもラウリル硫酸は大丈夫、という方もいらっしゃると思います。

そのため、自分の肌荒れは何によって引き起こされているのか、硬水地域に来てから肌荒れがひどくなったという方は以下の三つからまずは原因を探ってみてください。

①石鹸カスによるものか

②石灰の肌への付着によるものか

③洗浄成分の強さによるものか

何を変えると肌荒れが収まるのかというのを試しながらご自身に最適なスキンケアを見つけていただければと思います。

まあでも一番手っ取り早いのはシャワーヘッドを変えたり浄水器をつけたりすることなんですけどね笑

それ以外の方法を試してみたい方は四つの対策のうち②〜④を試して自分に合うスキンケアを探してみてください。またそれに合わせて乾燥対策で日本にいた時より一段階上の保湿剤を選ぶのもお忘れなく!保湿めちゃくちゃ大事です!

(詳しくは下の記事で) 

deinei.hatenablog.com

 

ご意見・ご指摘等ございましたらコメント欄・twitter(@monon73)までよろしくお願い致します。

 dei.nei